安倍首相の国会運営に関する『反省の言葉』と『会見内容(政策・社会状況)』についての雑感

『政策とは関係ない議論』だが『自分の利権政治・不正や腐敗の疑惑と関係する議論』であり、火の無い所に煙を立てた印象操作ではない。疑惑に対して再調査を拒んだ(拒んだ再調査をしたら実際に加計文書が存在していた)というのが問題であり、『反省するポイント』が違っているように思える。

安倍首相「批判の応酬に終始、反省」 会見詳報

『テロ等準備罪処罰法』とするか『共謀罪』とするかの呼称は印象操作の議論に近い部分はある。共謀罪関連の疑惑は安倍首相が現行憲法・戦後民主主義に批判的な発言をして、戦前の体制・憲法・権力観に親和的な所から生まれた治安維持法を連想させる疑惑だろう。人権・自由主義を制約する反リベラルな政治家と見られやすい。

続きを読む 安倍首相の国会運営に関する『反省の言葉』と『会見内容(政策・社会状況)』についての雑感

「友達が写っている写真」を無断でSNSに投稿するのはマナー違反だが、大人と中高生では「人間関係・感覚の違い」もある

中高生は肖像権の意識自体が低く、親しい友達の写真をアップする時に許可を取らなくても良いと考えるのだろうが、大人と中高生では写真を公開する意味・意識・影響がかなり違うのはある。

〇「友だちが写っている画像を無断でSNSに投稿」と規範意識の低い中高生の30%以上が回答 警視庁の調査

いじめ・犯罪のような本人の惨めな姿を写した写真の公開は許されないが、『公開範囲を制限したSNS(学校の友人しか見られない環境)』で一緒にご飯を食べに行ったりテーマパークに出かけたりした友達と一緒の写真をアップする場合には、自分以外の友達の顔にぼかしを入れる修正をしてアップする方が違和感はあるかも。

続きを読む 「友達が写っている写真」を無断でSNSに投稿するのはマナー違反だが、大人と中高生では「人間関係・感覚の違い」もある

“スメルハラスメント(スメハラ)”が問題視されやすい現代の潔癖なクリーン文化の進展

清潔・無臭・除菌を前提とする現代のクリーン文化は潔癖で対人評価も左右するが、ヒトもまた動物なのでこまめに適切なケアをできないと臭いはでやすい。

あなたの職場に「スメハラ」はある? クールビズシーズン、気になるのは汗よりも「ニオイ(体臭)」!

『毎日の風呂・シャワー・着替え・歯磨き・ケア用品』をしてもカバーできない臭いは、『腋臭体質・口腔や内臓の病気・加齢の影響』など本人の自助努力や注意だけではどうしようもないケースもある。若くて健康で外見と印象に気を遣うような人ならにおいの自己管理も抜かりないが、加齢・病気・セルフネグレクトの問題も多い。

続きを読む “スメルハラスメント(スメハラ)”が問題視されやすい現代の潔癖なクリーン文化の進展

娑婆(自由な社会)よりも刑務所(管理された施設)のほうがマシだと思う累犯者:自己責任の現代社会における居場所・関係性・能力活用

高齢で社会に居場所(働く場所)がなく承認される人間関係もないという人たちは、数十年以上にわたり社会参加していない60代以上の高齢のひきこもり・無職の人が急増しているニュースとも重なる。

■前科12犯のホームレス 出所しても「うれしくない」

前科・累犯も含めて『広義の社会不適応・無収入(無資産)』の状態が長期化して、自力での立ち直りがほぼ不可能になると、家・親族に蓄え(自分の過去の蓄え)がなければ、生活保護になるか犯罪で糊口をしのぐか飢え・病気(福祉・医療からの排除)で死ぬかというところに追い詰められやすい。

前科(賞罰)のハンディキャップと合わせ、年齢が高くなるほど再チャレンジが難しい社会・雇用の仕組みもあるが、日本人の多くはサラリーマンとして一つの会社・勤め先に帰属して『やるべきとされる与えられた仕事』をこなして給料を貰っているので、『(会社の看板・役割を抜きにして)自分単独で仕事を作ったり自分の能力や制作物を売り込んだりする能力』というのは基本的に低いか全く持っていない。お金も特別な能力も人脈もなく、経済社会に身一つで投げ出されれば、平均的な人材のサバイバル能力は低いのが普通である。

『会社がどこも雇ってくれない状態(誰も仕事を与えてくれない状態)』になると、自力で最低限の衣食住を賄う程度の金額を稼げる能力や意欲、アイデアの実行力(仕事を取ってくる力)がある人は思われている以上に少なく、会社(給料を支給してくれる事業体)に勤めていなければあっという間に貧窮・孤立状態へと転落しやすい。

雇われずにフリーランスや自営業でそれなりに食っていける人はごく一部であり、そういった人も若い時期には会社員などを経験してスキルや人脈、ノウハウ、顧客リストを作っている。仕事内容にもよるが前科があることが露見すれば、取引先からの信用を失って仕事を断られる恐れもある。

雇われずに食えている人も、何もないゼロから独立したわけではなく『一定以上の下積み・自分の能力や技術の積み上げ』が効いている。高齢で刑務所から出所して手持ちの資金も特別な能力もない人(極めて雇われにくい条件が揃っている人)が、数日間のうちに取り掛かれて、すぐにお金になる仕事というのはほとんどないだろう。

政治や社会制度、社会通念の多くは、50代くらいまでは年齢が高くなるほど所得が増えたり職位が昇格したり、結婚して家庭が充実したりで、人生設計・社会的地位が安定してくる(自分のことを大切に思ってくれていざという時に支えてくれる家族も増える)という新卒採用からのキャリアの積み上げを前提にしているが、実際は今の高齢者でさえも貧困層・低年金層・無退職金層の割合が高くなっているように、『政治・制度がモデルとする中途での瑕疵がない(約40年以上の正社員・公務員の勤務で退職金・相応の年金額があり家庭も上手くいっている)平均的なサラリーマン』からこぼれ落ちた人というのは昔から多かったのである。

続きを読む 娑婆(自由な社会)よりも刑務所(管理された施設)のほうがマシだと思う累犯者:自己責任の現代社会における居場所・関係性・能力活用

まず否定・反論から入る人のコミュニケーション能力・対人関係の問題:議論・対決ではない楽しむための会話の工夫

楽しむための会話では、相手が話したいと思っているストーリーを途中で遮らずに共感的に聴く方が印象はいいし楽でもある。絶対に否定すべき必要性のある会話も少ない。

なんでも否定から入る人って一体なんなの? 会話中に「でも」「いや」連発されてウンザリ

内容や相手によっては『でも』『いや』という言葉自体がNGなわけではないが、『相手が楽しかった経験・思い出として語る内容』や『相手が高く評価している人物・モノ・出来事』などについて、敢えて『あなたが思うほど良くない、大したことない』の否定をするのは、話に水を差す野暮・無神経な反応として取られる。

続きを読む まず否定・反論から入る人のコミュニケーション能力・対人関係の問題:議論・対決ではない楽しむための会話の工夫

中央分離帯を飛び越えてきた乗用車が大型観光バスに激突する大事故:速度超過・運転ミス・居眠り・脇見などの可能性か

逆走車との正面衝突以上に回避不能な事故だが、観光バスの乗員に死亡者が出なかったのは不幸中の幸いだった。中央分離帯を乗り越え空中に舞い上がった車はいったい何キロで走行していたのか?

対向車、分離帯越えバスに衝突か 運転男性が死亡 愛知

中央分離帯を飛び越えた乗用車はスクラップ状態で運転手は即死した可能性が高いが、120キロ以上の大幅な速度超過に運転ミスか居眠り・脇見が重なったのだろうか。無関係な他車・他人を巻き込む大事故だが、衝突した対向車が大型バス・大型トラックでなければ、相手方も即死で車も爆発炎上していた可能性が高い。

続きを読む 中央分離帯を飛び越えてきた乗用車が大型観光バスに激突する大事故:速度超過・運転ミス・居眠り・脇見などの可能性か