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進学するのは大学が良いのか専門学校が良いのか?:学歴・スキル・免許と職業意識・労働意欲

大卒資格は会社員・公務員として長く勤続できれば効果は高いが、看護師・エンジニア・美容師などなりたい職業が明確なら専門学校も良い。

専門学校か大学か?進路に迷う女子高生に「大学がいい」の声相次ぐ 「Fランも大卒って肩書きはもらえる」とはいうけれど

大卒は『大企業・公務員で就職・昇給で高卒以下より優遇される条件』や『医薬看・法曹など専門家になる条件』にもなるが、教育機関としての大学は『学術の基本教養+専門分野の学問や研究』に触れられるメリットもある。本来は興味ある分野の知的欲求がある人、専門知・研究力を培いたい人が大学に行けば付加価値は大きい。

現時点で何をしたいか決まってない、4年間勉強もしながらどんな分野の仕事に興味を持てそうか探していきたいような人も、『興味関心もないジャンルの専門学校』にとりあえず行くよりかはいいかもしれないが。講義・試験がハードな難関大学・医学部でなければ、バイト含め大学生活自体の余裕・楽しみもあるだろう。

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東大生による卑劣な性犯罪の心理:知的優越感と恋愛・モテの劣等コンプレックス(女性への欲の先送り)

『知的能力の高低』と『女性との恋愛の巧拙』は余り相関しないが、高学歴・高所得の人の一部には、自己評価の高さと女性からの評価が直結しない事で、ミソジニーを抱き性犯罪に逸脱するケースもある。

「自分より頭悪い」とわいせつ行為 東大生に有罪判決

東大生の被告は『他大学の女子学生が自分よりも頭が悪いから』と理由を述べているが、実際は『自分よりも知的能力が低いのに自分を好きにならないからミソジニー(女性憎悪)・性犯罪に暴走した』という幼稚な全能感の挫折が動機だろう。被告らは大学になって悪乗りが目立ったというが、対女性の抑圧が強かったのだろう。

学歴社会や経済社会はある意味ピラミッド型の階層構造を形成し、能力・努力・人脈・運などで上位を目指せるが、東大・官僚・一部上場企業(幹部候補)・医師等は上層に位置する。上層の人たちは、学者肌の純粋な向学心の強いタイプもいるが、概ね一般の人達よりも自己評価と各種の野心・欲望は強い。

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東大生5人に強制わいせつの容疑,学歴・知性とモテの乖離とか:食事後に部屋に入れた女子大生の身体に触れた疑い

酔った勢いやその場の雰囲気に呑まれて、『相手の合意・感情』をまともに確認せず体に触れるのは、性犯罪として告発される一定のリスクはある。女性関係の成否・洗練の領域では、大学名や偏差値は関係ないからな。

女子大生の体触った疑い、東大生5人を逮捕 3人は否認

男性の高学歴・高所得の志向性には、『好みの女性からモテたい』という下心も少なからず含まれるし、結婚の条件面においては東大卒・大手勤務は相当に有利になるが、それ以前の学生時代にはむちゃくちゃ頭が良い男であっても、それほど可愛い女の子にモテるとかいう話でもない。

逆に学力・知性・教養はそこそこか大したことがなくても、ルックスの見栄えがして、女性をもてなして楽しませるコミュニケーションスキルや遊び方のセンスがあれば、働き出すまではそれだけでもかなりモテたりする。

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年収800万円前後の所得層が学歴にこだわるのはなぜか?:近代社会における学歴と擬似的身分

人間社会には待遇の差を人々に納得させるヒエラルキー(階層序列)の仕組みがあるが、学歴は近代社会において機会の平等と公平な競争を建前とする『流動性のある擬似的身分・学習能力の指標』として機能した。

学歴に一番こだわっているのは年収800万円の層だった

学歴は確かに勉強さえできれば、家柄・経済力・コネを問わず取得できる『スタート地点の平等・公平な競争の結果』のように見えるが、明治期の大卒者の多くが余裕のある華族や素封家の出身であり、庶民の子が多少勉強できても経済事由から進学を断念したように『出身家庭の文化・教育・経済・価値』と切り離せない面もある。

学歴を気にするか否かは、所属しているコミュニティ・職業集団の平均学歴や話題の選択・価値観・学閥の有無(上位者の学歴へのこだわり)と相関する。年収800万前後の上場企業の大卒サラリーマンは『高学歴者の多い環境・出身大学に関する話題や人脈』の要因によって過去の学歴を気にさせられる機会が多いためだろう。

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日本の学歴と収入の相関関係:日本では文系大学院卒は企業から評価されにくい

学歴と収入の相関。日本は25~34歳の高卒の賃金を100とした場合、同年齢の大卒の賃金は144(2012年)になるという。大卒給与は高卒の約1.4倍だが国際比較では日本の大卒は経済価値は低い。アメリカは170、アイルランドは180、チリは261で日本は大学進学率の高さ・実質学力の問題で割り引かれる。

“学歴”を得ることに価値はあるか?:職業・所得・教養・文化と学歴との相関

大卒者の経済価値の高さを規定する要因は、『大学進学率の低さの希少性(南米・アフリカ・東南アジアなど)・大学教育の充実の実質性(アメリカやイギリスなど)・大卒者でないと就職先に困る産業構造の選別性(アメリカやアイルランドなど)』であると言われている。ちなみに、学歴社会とされる『韓国』は、大卒者の一般価値が低い社会である。

あれほど受験競争が過熱する韓国でなぜ大卒者の平均賃金が130程度で高卒者とあまり変わらないのかの理由はシンプルだ。大学に行かないと就職先がない韓国では大学進学率が高くなり、日本と同じく学歴バブルが起こっていて『大卒者間の競争』が激しくなった。韓国内の有力企業は数が少なく、並の大卒では就職が困難だ。

日本も韓国と同じで大学を出たからといって、特別に優秀ではなく専門性もない並の大卒では待遇の良い大企業になかなか就職できないという大卒者間の競争激化の構造がある。日韓の大卒社員の初任給は、平均30万を超えるアメリカと比較して相当低い、国際競争で不利な位置づけにある。名目上の大卒の経済価値は落ちやすい。

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“学歴”を得ることに価値はあるか?:職業・所得・教養・文化と学歴との相関

学歴をお金に換算する意味での経済価値はかつてより低下したが、大卒の平均給与は高卒・中卒よりは常に高い。中卒でも実業家で成功、一流大卒でも無職など個人差はあるが、平均では学歴による所得・文化・価値・人脈の差はかなり出てくる。

学歴は大切? 大切じゃない?

学歴による差は、大卒が中卒・高卒より優れているという意味では必ずしもない。結局、生まれ育ちや興味関心、生き方、好む話題などによって、自分に合った仲間関係や文化圏というものがでてくるという話だろう。『学歴は無意味・高学歴者は無能』と言われるケースも、ガテン系・飲食系・飛び込み営業などに近いような『知識・教養の生かせない職場や関係』でわだかまっていたりする。

学歴の優位やメリットとしては、医師や法曹、薬剤師、教員などをはじめ『特定学部の大卒者でないと取れない資格・就けない職種』というものがあるという事だろう。確かに該当学部の大卒者でなくても有資格者と同等の知識・技術を独学や実地で身につけ、職務をこなせる人もいるかもしれないが無資格医等は違法行為である。

学歴というか学問・教養のメリットでありデメリットでもあるのは、社会や政治経済等の仕組みを理論的な知識やモデルを通して把握できることで、学問・教養がなければ『難しい事はよく分からない・真面目な話は面白くない・仕組みの中に組み込まれるだけ』のスタンス(余計な事に悩まず動けるメリットでもある)になりやすい。

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