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AT車とMT車のどちらが安全なのか?MT車の魅力と面倒くささ:アルトワークスのMT車の売上が好調

MTは車を操る楽しさはあるが、毎日乗っていれば作業記憶でクラッチとギアの操作が自動化するので、MTでもATでも大差なくなる。MTのスポーツカーのパワーは別物だが逆に自意識過剰な加速・改造をする危険運転も増す。

マニュアル車で異例の購入率9割! アルトワークスの快挙でMT人気が復活? (05月26日)

スズキのアルトワークスとかホンダのS660とかは、基本的に『MTの軽自動車に乗りたい人向け』に開発された経緯のある車だから、MTに乗りたい人が敢えて選ぶ傾向が強い。アルトでATに乗りたい人はワークス以外を選ぶし、同じ軽でも質感・快適・内装を重視するなら今流行りの中が広いボックス型を選ぶだろう。

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吉田修一原作+李相日監督の映画『怒り』の公開が楽しみ:妻夫木聡・松山ケンイチ・宮崎あおいらのキャストも良い

吉田修一と李相日の『悪人』は地方の若者の閉塞やネットの出会い、年の差の男女等をテーマにしたコンテンポラリーな作品だった。妻夫木聡・深津絵里・満島ひかりらの演技も良かったが『怒り』も面白そう。

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李相日は『怒り』でも妻夫木聡を起用。良い意味で突出した個性のない普通っぽさのある俳優で、20?30代のどんな役柄・属性も自然にこなす演技の幅がある。森山未來も癖のあるキャラの怪演で存在感が出た。渡辺謙・松山ケンイチ・綾野剛・宮崎あおい・広瀬すずのキャスティングでどんな役に配置されるのか楽しみです。

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アニメ『PSYCHO-PASS(サイコパス)』の感想:正義にまつわる『デスノート』からの連想

タイトルだけは随所で聞いていたアニメ『PSYCHO-PASS(サイコパス)』だが、huluで幾つか見てみたら、人間の心理状態をサイコマティックで数値化して管理するという『シビュラシステム』を主軸とした近未来SFのプロットが面白くてはまってしまった。パート1(全22回)の第13回まで見終わったところである。

西暦2112年、人間のあらゆる感情、欲望、価値観、社会病質的(サイコパス的)な心理傾向はすべて『シビュラシステム(高度かつ社会網羅的な人工知能)』によって記録・管理され、常に監視官・執行官が社会を巡回して『個人の犯罪係数』を測定することによって、あらゆる犯罪はシステマティックに可能な限り事前抑止されるようになっている。

犯罪係数が規定値を超えれば、精神の色相(社会適応・他者配慮・平和志向・感情制御などの精神の安定度)が濁っていると見なされ、実際に犯罪を犯していなくても、遠からず必然的に犯罪を犯すに違いない『潜在犯』として拘束あるいは即時にドミネーターで分子レベルまで分解されて排除される。

ドミネーターという公安局の監視官・執行官が持っているシビュラと連携した武器の発想も面白い。ドミネーターを対象に向けて照準を合わせると、『犯罪係数(サイコパス)の自動測定』がスタートし、犯罪係数が一定以上の数値を示すと『執行モードの選択』が可能になる。

犯罪係数の低い一般の人間に対しては一切の制圧・殺傷(パラライザーやエリミネーターのモード)の発砲をすることができない。監視官と執行官は『対象の処遇』に対して自由意志で判断するのではなく、シビュラシステムの数値計測・選択可能なモードにすべてを委ねていて、執行モードでトリガーを引くか否かだけを選択できる。

そのお陰で『対象(犯人)に対する殺意・怒り・排除への罪悪感』など、監視官・執行官は精神の色相を濁らせる感情を持つリスクが低く、シビュラから与えられた使命・任務を黙々とこなすだけである。

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映画『バクマン。』の感想

総合評価 87点/100点

絵の上手い真城最高(佐藤健)とストーリーを考えるのが得意な高木秋人(神木隆之介)がコンビを組んで『少年ジャンプ』で漫画家を目指す。

高校二年生の真城最高は、叔父の川口たろう(宮藤官九郎)が漫画家で、漫画を描くための画力や基礎知識は持っていたが、叔父が漫画執筆・打ち切りで苦悩した揚げ句に早逝したトラウマもあり、自分自身が漫画家になるという夢は意識していなかった。

最高は中学生の頃から好きだった亜豆美保(小松菜奈)の姿を、何気なくスケッチで描き続けていたが、その抜群の画力に目をつけた高木秋人が最高に、自分が原作のストーリーを考えるから一緒に漫画家になろうと強く迫ってくる。

初めは乗り気でなかった最高だったが、高木から自分の描いていたスケッチを亜豆にばらされて、亜豆と両思いだったことが分かり、声優を目指している亜豆から『作品がアニメ化されたら自分に声優をさせてほしい』と持ちかけられ、突然やる気を漲らせる。

10年に1人の天才漫画家と評される新妻エイジ(染谷将太)とのライバル関係、亜豆美保との恋愛ストーリー、漫画家同士の友情と協力、少年ジャンプの中での順位争いのデッドヒートなどいくつかの見所があるが、血の滲むような漫画の作成過程、魂を磨り減らすかのような一筆一筆のペン入れのスピーディーかつ精緻な描写に引き付けられる。

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映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の感想

総合評価 85点/100点

100年以上前、どこからか現れた巨人たちによって、人類の大半は捕食され、凄惨な『巨人大戦』によって文明社会は崩壊、さまざまな技術・知識も散逸してしまった。巨人との戦いに何とか生き残った人類は、空に向かってそびえたつ『巨大な三重の壁』を建設して物理的に巨人の侵入を防ぎ、『人類の生存圏』を確保して貧しくとも100年以上にわたる平和を維持していた。

諌山創の原作は読み込んでいないが、キャラクターの名前・設定などが一部変更されていたようだ。特に原作で人気のあるツーブロックのボブカットの髪型で、立体機動を用いた戦闘能力の高いストイックなリヴァイ兵長は登場しない。リヴァイに代わるキャラとして、ちょっと女好きでチャラいが対巨人戦で圧倒的な強さを見せるシキシマ(長谷川博己)が採用されている。

ストーリーも微妙に変更されていて、母親が巨人に食べられる初期の場面がカットされ、巨人の襲撃を受けたエレン(三浦春馬)が恋人のミカサ(水原希子)を助けることができずに、半ば見殺しにする場面へと差し替えられている。

小さな家の中に逃げ込んだ無数の人間は、人を手当たり次第に食う巨人への恐怖で誰も外部にいる人間を助けに行こうとはせず、ミカサの元へ行こうとするエレンも押し込められていた。

何とかエレンが外に出た瞬間、家ごと巨人に潰されて辺り一面が血の海となってしまったが、『戦闘を忘れた人類・強力な巨人に恐怖心で動けなくなる人類』というのが進撃の巨人のテーマの一つだろう。

100年の平和に胡座をかくとか、いつ平和が破られるか分からない、戦う精神を忘れて逃げ回るだけとかいう辺りは、現実の安保法案・改憲・戦闘の覚悟などの話題と絡めて見るような人もいそうだが、その意味では保守的・右翼的なメンタリティが想定する究極の危機のカリカチュアとして『対話不能な巨人襲撃』を解釈することもできるといえばできる。

当然、フィクションの漫画・映画と現実の政治・安全保障を重ね合わせることに意義は乏しいのだが、保守的・右翼的なメンタリティにおける有事の戦争事態や平和ボケ反対論(9条護憲を宗教化とする揶揄・嘲笑)というのは、自分たちが戦うつもりがなくても、一切の対話が通じない貪欲・凶悪な相手から一方的に侵略されたり虐殺されたりすることが有り得るというものだから、『進撃の巨人』の世界観の図式と似通ったものはある。作者もある程度はそういった日本の世情(安保環境の変化といわれるもの・壁の内側でほそぼそ暮らす人類の家畜視)を勘案してプロットを作った向きがあるのかもしれない。

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映画『ターミネーター 新起動(ジェニシス)』の感想

総合評価 82点/100点

ターミネーターシリーズの最新作だが、T-800のターミネーターであるアーノルド・シュワルツェネッガー以外のキャストがすべて入れ替えられていて、世界観は連続していながらも登場人物のやり取りに新鮮味を感じることができる。

サラ・コナーにエミリア・クラーク、ジョン・コナーにジェイソン・クラーク、カイル・リースにジェイ・コートニーを配して、若々しさもある人物や人間関係の雰囲気は『ターミネーター4』に似ているが、シュワルツェネッガーが出ている点では『ターミネーター3』以前のいかにも頑丈なロボットといったターミネーターの戦いも楽しめる。

『ターミネーター』は、“スカイネット”というインターネットを活用したグローバルな人工知能の自動管理システムの暴走によって、世界各国の核ミサイルが同時に発射され、人類が滅亡の危機に瀕するという機械文明の進歩への警鐘を孕んだ物語である。

『ターミネーター 新起動(ジェニシス)』では、スカイネットの前進となる革新的なOSが世界で同時に起動する瞬間を『人類の命運のターニングポイント』として設定しているが、その時代を生きる人々は今までの常識を覆して人々の生活を豊かにしてくれる新OSの起動を心待ちにしている。

人工知能であるスカイネットは自我(自由意思)を獲得すると、現実世界における自己増殖の道具としてアンドロイド型のターミネーターの量産体制を整え、自らをコントロールしようとする人類と対立するようになり、核ミサイルのセキュリティを操作して『ジャッジメント・デイ(審判の日)』を引き起こし、人類の文明史はいったん終焉を迎えることになる。

わずかに残った人類をかき集めてスカイネット・機械軍を破壊するレジスタンス活動を指揮するのが最高指揮官ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)である。

ジョン・コナーは、自らがこの世界に誕生するきっかけとなる母親のサラ・コナー(エミリア・クラーク)と自分の部下のカイル・リース(ジェイ・コートニー)との出会いを過去において実現させるため、部下のカイルを母サラのいる1984年の世界に送り込む。

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