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神奈川県茅ヶ崎の17歳少年の無免許・飲酒運転による6人死傷事故:無謀運転は間接的な殺人になり得る

『無免許・飲酒運転・速度超過・飲酒運転の車の同乗』など複数の違法行為が重畳して、死傷事故の重大結果をもたらしたが、無関係な人・車・家屋を巻き込まない自損事故だった事が唯一の救いだろう。

危険運転致死傷容疑で17歳逮捕 茅ケ崎の6人死傷事故

車をとにかく運転できれば運転免許がなくてもいいじゃないかと17歳少年は思ったかもしれないが、その理屈は同じ違法行為でも『免許取得をした後に取り消された者(公道での交通法規を理解した上での運転経験を持つ者)』なら、違法で問題だが運転技能・交通ルールの理解はあるという意味でまだ理屈が通るかもしれない。

無免許運転はなぜ禁止されているのか。仮に法律で禁止されていなくても、単純に見よう見まねでただATシフトをDに入れアクセルとブレーキを踏むだけでは、安全に周囲に迷惑をかけずに運転するだけの運転技能・状況判断・交通ルールの理解がないからである。その証拠に少年は大事故を起こして友人を間接的に殺している。

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薄暮の時間帯の交通事故死:高齢者が被害者になる事故の比率の高さ

交通事故死者数はここ20年で半減して、年1万人ベースだった死亡事故は4千人ベースまで改善された。交通事故被害者に占める高齢者比率上昇は高齢化率25%を超える時代の反映でもあるが、高齢者は認知・知覚の能力が低下するので、自分が思っている以上に『車との衝突回避行動』が遅れてしまうケースも多い。

薄暮の事故死、10月倍増=昨年、77%が高齢者―「明るい色の服装を」・警察庁

薄暮の交通事故の起きやすさは、『ドライバー側の視界の悪化(光度の低下)による順応や注意力・ヘッドライト・速度の要因』と『歩行者側の注意力や判断力・黒系の見えにくい衣服(無点灯の自転車)・車側の回避や停止への過信』と関係している。高齢者は車が避けるはずの過信や近づく車の速度感覚の低下が影響する。

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逆走事故に占める認知症の高齢者の割合は約1割:運転技能・認知能力が落ちた高齢者の運転問題(免許返納問題)

『認知症』ではなくても、高齢になると程度の差はあっても『認知機能の低下』が起こる。運転技能の基礎には『目・耳・肌の知覚+前頭葉の判断力・思考力=認知』があり、運転技能と認知は密接不可分である。

認知症はたったの1割 「逆走事故」は健康な高齢者に多い?

日本の生活環境・高齢者のみの世帯・買い物や通院の事情を考えれば、地方の過疎地ほど『車のない生活』は成り立ちにくいが、できるだけ『病院や店舗への送迎サービス・移動販売車・通信販売(ネット販売)等の増加』によって、身体・認知の衰えた人が『免許証を返納しても生活に困らない環境』を整えていくべきなのだろう。

車の運転の特徴として、自分が誰かさえ分からなくなった(宣言的記憶が完全に障害された)重症認知症者でも、運転に必要な筋力・関節の稼動域など運動機能が維持されていれば、外見上は普通に運転できるという事である。

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次に買うのは電気自動車が良いかハイブリッドが良いか?:プリウスやアクアは人気だけれど。

EVの電気自動車は車種が日産リーフしかなく充電STが少ない、充電時間がかかるのがネックだと思う。各車種のハイブリッド化が進行中で人気だが、プリウスやアクアは普通に乗ると燃費は約24km/lくらいで、そのお得感は本体価格との兼ね合いによるだろう。

電気自動車、ハイブリッド、ガソリン車。次に買うなら?

ハイブリッドは本体価格が安くて約200万円程度、ガソリン車の軽自動車やコンパクトカーと比べれば約50~100万円くらい高くなる。ガソリン代の安さだけでは10年乗ってもペイしない。単純に『新世代の車・ハイブリッドやエコのイメージ』で買う人が大半、本体価格をサンクコストと見なせて、車で何百キロも遠出することが多いなら得かも。

プリウスとかアクアとかのハイブリッド、液晶インジケーター、キーレスエントリー、変則的デザインのATは、初めて乗るなら新鮮味・未来感があって面白いと思うし、エコ走行の度合い(アクセルの踏み具合)を視覚的に確認して具体的な燃費・ガソリン代を計算してくれる機能とかも実用的。金があるなら上位車種もHVはあるが、クラウンとかアルファードとかはハイブリッドでもリッター20キロまではさすがに燃費は伸びず、15キロ前後だろう。

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栃木県で少年が運転する車が用水路に転落、少年少女6人が死傷する事故に。

軽自動車の定員をオーバーする交通法規の違反をしていたようだが『免許取立て+調子に乗って飛ばす(違反する)タイプ+無目的な集団でのドライブ』の条件が揃っている時は同乗しないほうが事故を避けられる。

用水路に軽乗用車が転落=少年少女6人が死傷―栃木

免許取り立ての若者がみんな運転が危ないとか事故を起こしやすいわけではないが、『運転者の性格・運転の癖・価値観』などの総合として、『乗っていて安心できるか不安になるかの判断』は割と簡単につく。走行中の事故を起こす人は何度も繰り返し起こすが、『安全運転のポイント・注意力や交通ルール』の軽視がある。

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『歩行者優先の原則』はあるが、車も歩行者も自分が『加害者・被害者』にならない予測と判断が大切。

ランニングやウォーキングをしていると、信号のない横断歩道で車がスピードを上げてきたり、左折してくる車の歩行者の確認が不十分でぎりぎりでブレーキをかけたりすることは少なからずある。歩行者が危ない状況になったり、運転手がヒヤリとする急停止をすることもあるわけだが、法律的にいくら『歩行者優先』であっても、車と人では運動エネルギー・物理的耐久性の違いが大きすぎるため、衝突すれば一方的に歩行者が怪我をするか死亡するだけの結果になりやすい。

3割が歩行者優先知らず=横断歩道標示も理解不足-免許保有者調査・警視庁

道路交通法の交通法規の理解度については、『車よりも歩行者が優先である・横断歩道の近くでは徐行(即時停止が可能な遅い速度で走る)』を知らないドライバーはいないと思うが、『横断歩道で車の通過を待っている歩行者がいれば、必ず一時停止しなければならない』という法律上の義務までがあること(取締りの対象になることもあること)を知らないドライバーが約3割いるのだろう。

とはいっても、日常的に歩いている比較的狭い道路(国道ではない道路・生活道路)や通学路などであれば、『十字路・横断歩道』を歩いて渡ろうとしていれば、50~60%以上くらいの確率で車の側が止まってくれているようには感じる。小学生にもならないくらいの小さな子供を連れていれば、90%近くはかなり手前で止まってくれるか十分に遅い徐行で走ってくれるので、『歩行者の危険回避能力・予想できない動きの可能性・交通事故を起こすリスク』をドライバーはある程度自覚しているのだろう。

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