腕時計をつける人は昔より減ったが、つければつけたで便利:時計の実利性とステータス性

腕時計には『時間確認・追加機能の実利性』だけではなく『高級品(装飾品)・ブランド(ファッション)のステータス性』があるが、現代では後者の『モノのレベルによる差違化・ステータス性の顕示』にこだわる人が過去よりも大幅に減少した影響もある。

腕時計をつけていないと社会人失格!?

時間と日にち(曜日)を確認するだけの実利的な目的なら、数千円~1万円台の時計でも十分にその目的を達せられるし、現在では1万円でも『電波時計+ソーラー電池+防水』があるので下手をすれば十万円以上の機械式よりも機能(精度)では勝る可能性がある。低価格モデルの機能性向上による高級時計のコモディティ化。

腕時計をつけなくなると、腕に巻きつける感覚や重量感が邪魔くさく感じるようにはなる。時間確認も携帯電話でできるし、携帯を出しにくい状況でもどこかの壁時計や電光表示で時間確認くらいはできる。腕時計はファッションやステータスとしての魅力・面白さがあるし、スーツスタイルなら質感のあるアナログ時計は似合う。

昔は『高級時計にしかない機能性・利便性』が確かにあったし、半世紀前には『カレンダー機能』さえ先端的な高級モデルにしか搭載されていなかったが、現代では安いものでも『正確なクロノグラフ機能・電波時計の自動調整』がつくなど、『価格による機能差』が目立たない。無論、素材やデザイン、機械式の質感の良さはある。

高級時計は『職人技の結晶としての工学的な芸術品』であり『モノとしての存在感・魅力』はあるが無理してまで購入したい人は減った。高級車低迷と類似したトレンド・所得構造の変化か。腕時計そのものはつけていたほうが便利とは思う。最近はプロトレックとかスントとかアウトドアにも使える時計が好きだな。