日本郵政3社の株式公開とその将来性:ゆうちょ銀行は貯金上限を3000万に引き上げるか?

『ギリシア危機・中国の経済減速・中国株下落・資源下落の要因』で、日経平均は3ヶ月ほど落ち込んだが、『大手の好決算+日本郵政三社上場(時価総額16兆円超)』で再び19000円台に戻した。国債買支えの総本山・日本郵政は、発行株の1割しか市場に出さない(政府が9割保有)世界有数の金融機関だが……将来性はどうだろうか。

20兆円に迫る時価総額で資産全体の1割というポテンシャルは凄まじいが、日本国民の貯蓄のかなりを保有する金融機関だから、まさに日本国の財政・国債の価値と運命共同体の会社だ。日本郵政は完全な民営会社ではないため『利益追及の方策の限界』がある代わり『ローリスクな経営方針の安定』が好まれやすい。

かんぽ生命保険の株だけ一日500円超も上げる異常な高騰を示したが、IPOバブルの印象は強い。日本郵政三社の中では『保険商品販売の規制緩和・民営化のレベル上昇』によって、最も攻めの経営に転換しやすい強みはある。だが少子化・未婚化・所得減で生命保険加入率は年々低下、他の保険会社から乗換えを促せるか否か。

ゆうちょ銀行の強みは、『日本全土をほぼカバーする支店・ATMの広域ネットワーク』と『高齢者層からの圧倒的支持(店内が混んでおらず高齢者に親切な対応が多い)・年金振込口座保有でトップ』にある。民業圧迫回避で総合口座は1000万円までしか預けられないが3000万円に緩和された場合、保有資産倍増の可能性もないわけではないと思うが。

ランダムウォーカーな株価の先行きについては誰にも分からないが、日本郵政三社株はかんぽ生命はちょっと高いが、日本郵政・ゆうちょ銀行の単位株は20万円以下で買えるため、個人投資家もかなり買いやすい最低購入価格に抑えられている。取引回数が多く流動性がある。業種も上場後のNTT株ほどは下落しにくいと思うが。

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九重連山を眺める『飯田高原・牧の戸峠からのコース』は、最高のトレッキングスポットだが、歩きたければイベントなどなくても一人でも好きな季節に歩けばいいと思うが……歩いて感動できるロングトレッキングの道は日本に幾らでもあるので、年をとって時間に余裕ができたら日本各地の色んな場所を歩いて旅したいなと思う。

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