LINEの書き込みが原因で、実際に喧嘩(乱闘)・いじめに発展する中学生と不良的な示威文化

LINEはツールに過ぎず数千万人以上が使えば実社会と同じ。暴行事件を起こす集団は元々『因縁のきっかけ』や『武勇伝・悪さの誇示』を行い競合・挑発に乗る相手と衝突を求める所もある。

LINE書き込みめぐり暴行=中学生重傷、少年4人逮捕―傷害容疑・警視庁

『どちらが強いか?どちらが影響力があるか?』のマウンティング(優位性の顕示)を、様々な形で行う類人猿的な序列明示の進化の名残は、人間にも多く認められる。精神的・社会的に未熟な子供は特にマウンティングが『暴力・数の勢力の争い』の形を取る事があり、『示威(脅し)で引かない相手』と危険な衝突も有り得る。

しかしこの類人猿的な『暴力・数を競う上下関係の明示化』の衝動が、サルや子供だけに認められるものかといえばそうではなく、大人同士の人間関係・ハラスメント・優劣コンプレックスにもあるし、国家間の戦争・紛争にも影響する。安保の『抑止力』にしても、武器か素手かの違いだけで心理的にはやるぞの脅し合いに過ぎない。

子供同士の無意味な喧嘩を見て、『LINE(文明の利器)が悪い・勝っても負けても得るものがない』という感想は多いが、大人・民族・国家・安全保障のレベルでも言語的表現を難解にしているだけで、原始時代から延々と続く『暴力・威圧の力比べ(舐められたくない・一目置かれたい集合自尊心)』が人の心・社会を動かし続ける。

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