タレントのなすび、福島復興支援のエベレスト登頂, プログラミングの小学校授業の必修化

○世界最高峰のエベレスト登頂は登山家の実績として素晴らしいが、なすび氏は福島県復興支援の地道なボランティア活動に加えてエベレストにも登ったようだ。登山と復興支援の関係はチャレンジで困難な目標にも到達できる実証だろう。

3度目の正直! タレントのなすびさん、エベレスト登頂に成功

標準ルートが確立したエベレストは8000m峰の中で難易度は低いとも言われるが、シェルパのガイド登山でもどんなに注意していても『雪崩や滑落・天候悪化・体調不良』で簡単に死ぬ世界である。入山・物資・ガイドに大金を出しても確実に登れる保証もなく、なすび氏も過去に撤退しているが、再チャレンジにも意義がある。

東日本大震災後の復興支援に関わって、福島第一原発の視察なども行ったようだが、2011年に起こった震災・原発事故も当事者以外は次第に記憶・実感が風化してくる。今年は熊本地震で再び災害の警戒感が喚起されたが、エベレスト登頂のニュースと併せ福島復興が語られることは関心・意識の風化を遅らせる効果もある。

人間の脳の『忘れる機能(記憶・実感が薄らぐ)』は、メンタルヘルスや未来志向の意識と密接に関わっていて、人は忘れられるからこそ(深刻に意識化しなくなるからこそ)つらいことや大変なことがあっても生きていける面はあるのだが、『復興途上の地域問題』については一定の成果が固まるまでは風化を抑制する必要がある。

○プログラミングも数学と同じで『基礎の基礎』までは横並びの授業で皆がついてこれるが、一定以上のレベルになると教えれば誰もができるものではなくなる。コンピューターやインターネットに関連する実学的な科目の必修化はあれば役立つとは思うが。

プログラミングの小学校必修化検討で議論勃発

プログラミングは小学校で教えられる人材の不足もあるが、中学レベル以上の数学の基礎知識(論理的思考)が必要になってくるので、小学校で必修化してもプログラムと数学の理解のバランスが崩れやすい。どんな言語があってプログラムで何ができるか知識を得る意味はあるし、PCに触れる機会を増やせば苦手意識は減らせる。

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