コミュニケーションスキルと会話のキャッチボール:相手の話題に興味を持つこと

『会話をする意欲(相手に合わせる意志)』と『物事に対する興味関心の広さ・深さ』で会話の上手さは随分変わるが、人の好き嫌いが激しくて興味・行動の範囲が狭い人は一般にコミュニケーション能力は低くならざるを得ない。

あなたは大丈夫? 会話のキャッチボールが続かないタイプの人 (06月24日)

コミュニケーションが下手というか話して面白くない人というのは無関心・無気力・非共感的・無表情な人だろう。『新しい人やモノを知ろうとしない・相手が何を話せば喜ぶかイメージできない・相手の価値観や生き方を否定する・関連情報への広がりがない』等の問題を自覚しそこを変えていけば会話は自ずから弾むようになる。

『このまえ新しくテレビ買ってさ』と話しかけられた時に下手な受け方は『テレビ自体への無関心の表明(自分はテレビは見ないので必要ない・テレビは捨てた・テレビの時代は終わったなど)』だろう。普通は『どのメーカーか?サイズや画質はどうか?どんな番組を見るか?』等の質問をして、時に自分の意見を挟めば良い。

テレビを購入する人は、テレビで見たい番組やテレビを見る習慣があるから購入する。『テレビのハード自体の話題』ではなくそこから『テレビ番組・ドラマや映画、スポーツなどへの話題の広がりの可能性』もすぐに浮かんでくるし、『ネットとテレビの違い・今と昔のテレビの違い』なども加えれば話したい話題は自然に増える。

相手から話題を振ってきた時は、むしろ『相手の興味関心』が分かって楽だ。コミュニケーションが停滞する人は『興味ない・よく分からない』といった打ち切り型の反応を返しやすく、会話上手な人は『相手の話題の意図(話したい内容)を汲んだ共感的な反応』を返す。日常的に様々な物事に興味を持つかどうかの差は大きい。

表情を出して相手への親しみを表現する人も、一般に無表情な人より会話の好感度が高いとされる。同じ『興味がない・よく分からない』でも、例えばイギリスのEU離脱で『政治は興味ないのですいません』で切らず『今大きな話題になってますがどういった内容ですか・日本にも関係しますか』など笑顔で質問すれば印象は良い。

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