日本の人口減少の少子化はなぜ止まらないのか?:中流階層になりづらくなった庶民の将来不安・結婚と出産の自制(あるいは生活・異性の高望み)

国・家族の人口が増加すれば豊かになる『農業・工業社会の前提』が成り立たない時代になり、多くが3K労働には従事したがらない。教育水準・コストは上がったが収入は減少傾向が続いている。

人口維持できない少子化なぜ起きた? 豊かになった日本が抱える4つの理由

日本・韓国の少子化が典型だが、義務教育を最終学歴にする人がほぼいなくなり、教育水準が上昇し学費もかかるが、安定雇用・中流階層が減って格差が拡大している。現代の低所得層は高学歴者も含み、かつての『無知・従順な慣性で動く層』ではなく、『合理的将来予測』に行動が左右されるので貧乏でも出産になりにくい。

現代の出産動向は、『早婚』と『晩婚(未婚)』と同様に『安定雇用・生涯賃金の見込みのある計画的な出産(大企業・公務員・専門職等)』と『絶対に子供が欲しくて好きな人となら何とかなるの情緒的な出産』に二極化している。このいずれにも当てはまらない状況や意識、関係だと出産に結びつかない。

格差や貧困、階層の問題があっても子供を実際に産めるのは、『絶対に子供が欲しくて好きな人となら何とかなるの情緒的な出産』に当てはまる人だ。でき婚やロマンティックラブ、エロス・パトスによって将来不安や選択の迷いを圧倒する勢いに乗れる層だが、性的魅力・カップリング・楽観主義のハードルもある。

現代の先進国の少子化は、記事にある『女性の人権・自由・収入の拡大』によって『(家の絡むお見合い・取り決め婚など)女性が乗り気ではない結婚・出産の減少』が起こった事も影響してるが、教育水準が上がり知識・情報が増えて人生の最低ラインが中流階層に底上げされたが、実際は過半は中流になれていない現実がある。

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