諫早湾干拓事業訴訟、開門差し止めを命じる矛盾した判決、 タリーズの新作『クレープシュゼットラテ』は美味しそう

○諫早湾干拓事業は農地造成と水害対策を目的に1997年に湾を堤防で締切り、堤防をギロチンと呼ぶ非難が起こった。それから20年の歳月が経過したため、『農地=既存環境』の既成事実化の地裁判決が出たという事だろう。

<諫早訴訟>開門差し止め命じる判決 長崎地裁

諫早湾を干拓してまで新たな農地が必要だったかそもそもの疑問はあるが、国策的な巨大公共事業は一度動き始めたら止まらないわけで、『漁師と農家の対立・潮流による海洋環境の変化』も織り込んで、大きなお金を行政と地元業者に回す公共事業自体が目的化していた面もある。諫早湾干拓事業は総事業費約2530億円がかかった巨大プロジェクトだった。

長崎県は国から干拓農地(約670ヘクタール)を約51億円で購入、約40件の営農者に貸し付けて年間約34億円の農産物を生産しているという。福岡高裁の開門命令を国は長崎地裁の相反判決で履行せず、漁業者に支払わなければならない制裁金は1日90万円まで増額された。開門すれば農家に支払わなければならないが…

諫早湾干拓事業の原点は戦後の『食糧難対策』にあり、1970年代には巨額予算を投じてまで干拓する食糧事情はなくなっていたが、国は計画を引っ込めず企業誘致等の間を右往左往しながら、1997年に干拓事業に着手してしまった。後から来た農家の農地が既存環境になりつつあり、漁師が求める開門継続は困難となった。

○爽やかなオレンジと濃厚なカフェラテの組み合わせはオーソドックスな美味しさで合う。『クレープシュゼットラテ』は本物のリキュールは使ってないようだが、『アイリッシュラテ』もノンアルコールでもお酒風の香りを楽しめるメニューだった。

タリーズ新作はオレンジ香る“クレープ”をイメージ

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