公衆トイレの屋根裏に寝泊りしていた男とホームレス問題、 昨日の大雨と熊本地震から一年が経過。

○公衆トイレの屋根裏は盲点だが『屋外で合法的に無料・長期に寝泊りできる場所』がまずない。就労意欲のないホームレスになれば、好むと好まざるとに関わらず公有地か私有地の不法占拠になるだろう。

「屋根裏に人が」公衆トイレで寝泊まり数年 侵入の疑い

結局、近代社会は初期まで住宅のない乞食を『浮浪罪』で犯罪者として処遇したように、『お金・住宅・家族・労働意欲』がなく『行政から保護される為の交換条件』も拒絶すれば合法的な生活拠点の確保が困難になる仕組みになっている。ホームレスになる自由、世俗・労働社会と絶縁する自由はあるようでないのが現実である。

マクロな視点で見れば、現代人(近代人)はよほどの資産でもない限りは、身体も行動も生活拠点も国家権力(法治主義)・市場経済に雁字搦めに管理されていて、原則お金を稼ぎ続けないと合法的に生きられない。不自由だけれどもその管理・義務の目から完全に抜け落ちれば『一箇所で寝る・食べる事自体が犯罪の針の筵』に…。

ホームレスになった人も人目につかない他人に迷惑にならない寝場所を探して放浪するのだろうが、都市部・住宅地は特に(襲撃・警察の心配をせず)安心して長期間の棲家にできるスポットはない。僻地の山野や河川なら誰も来ないが公共インフラと不用品廃棄・ゴミがなく生存不可能、働いて保護を受けた方がマシだろう。

○昨日(4月17日)は早朝から『大雨・暴風警報』が断続的に出て、傘が用を成さない激しい雨が降り続いた。この雨で桜の季節もあっという間に終わってしまったが、河川氾濫・土砂災害が起こらないよう願う。春の天気は不安定ですね。

あすにかけ暴風雨に警戒 交通に影響か

熊本地震から一年経過。熊本県の熊本城・阿蘇大橋・山間道路といったインフラの補修には年月がかかる。阿蘇大橋周辺では男子大学生が長く行方不明になる悲惨な事故もあったが、場所を下流に移し2020年を目処に橋を架け直すという。由布院など大分の観光地も地震で観光客3割減になったらしい、久々に温泉にも行きたい。

九州自動車道も『車線規制』では完全復旧していないが、最後の4車線化の復旧工事区間である『益城熊本空港ー松橋(まつばせ)ICの約17キロ』が4月28日までに復旧できる見通しになっているようだ。GW前に高速道路の車線規制を解除することで観光客増加や渋滞緩和の効果がある。阿蘇も雄大な景色が素晴らしい所だ。

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