山本幸三地方創生担当相の学芸員全否定の偏った認識, 新型レクサスのLC500hはデザインの良い車だけれど。

○山本幸三地方創生担当相の問題は『学芸員の存在の全否定』と『否定理由に上げた事項のほぼ全てが事実誤認の間違え』という事だろう。文化財で儲ける観光マインドを強調するなら具体案で成果を出すべき。

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学芸員が博物館・美術館・国宝や重要文化財を担当しているから『観光マインド』がないとする根拠が不明なのだが、なぜ山本大臣は学芸員だけを極端に敵視し否定しているのだろうか。観光マインドや市場主義の価値以外にも、『展示のテーマ性・内容のある企画や収集』『重文・国宝・資料の安全な保管や展示』も重要なわけで。

得意気に『大英博物館は観光マインドのない学芸員を改装時にクビにした』と語ってたが、インタラクティブなネット時代の今、誰かがすぐ大英博物館に問い合わせして返信も返ってくる。大臣が具体例を適当な又聞き感覚で述べ、本人から『事実誤認』と返されるのは情けない話で、観光マインド以前に閣僚の心得を持つべき。

○車は写真より、実際に動いている時の見え方を確認しないとデザインの特徴が伝わりにくい。LC500hは酷評も多いがCMの走る姿は魅力的な角度が多く存在感もある。この価格の車が爆売れするとは、やはり日本では一部の層において大金が流れ込む『ミニバブル景気』が発生しているのだろう。

新型レクサス受注、目標の36倍 納入まで6~7カ月

まぁレクサスのISとかデザインは若者向けのソリッドな雰囲気なのだが、実際に乗っているのは50~60代以上の初老くらいの人が多い、高級な車になるほど『見た目のアクティビティ・若々しさ』と対局的に高齢の富裕層しか買えなくなる矛盾はある。

車で気持ちが若くなる効果はあるにせよ、高齢者にしか高い価格設定の車が売れず、若者が初めから『買えないから興味を持たないようになった現状』では将来の日本の自動車市場は相当に縮小してしまいそうである。

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