福岡で現金3億8千万円が強奪された事件は金塊売買を利用した詐欺か、 日本の大企業のM&Aの失敗続く、日本郵政も巨額損失。

〇出金日を知らせていたみずほ銀行から外に漏れた可能性がなければ、被害者の会社員が大金を下ろす日時・場所を誰かに話してしまってたのか。3億8千万円を現金で下ろし一人で行動するのは無用心だ…

韓国籍男ら、福岡空港で身柄確保 強盗事件の事情知る?

東京在住の29歳の社長・役員でもない会社員が、福岡のみずほ銀行までわざわざ飛んできて3億8千万円もの現金を単独行動で下ろし取引先に手渡す取引というのは常識的には考えにくい。金額が大きいだけに警察も『本当に取引先が実在して現金を渡す予定だったのか』まで捜査しそうだが、どんな業種の会社員なのかと思ったら『金・貴金属の買い付け』のために下したお金だったようだ。

博多駅周辺では数ヶ月前にも、複数で輸送中の『数億円の金塊』が強奪される事件が発生しているが、街で大きな荷物を抱えた人に『数千万~数億円以上の現金・金塊』を密かに移動させている人が混じっているわけである。なぜかそんな大事な時に限って、どこからか情報を嗅ぎつけた強盗犯が近寄ってくる…その後の報道では初めから襲撃するつもりの『取引相手(中国系・韓国系の業者)』がいて、数億円単位の金塊を売りたいという商談を持ちかけて、現金取引を要求してくるという仕掛けがったようだ。

福岡市は博多駅から福岡空港までの地下鉄でのアクセスがスムーズなので、外国に高飛びしたいような外国籍の強盗犯にとってはうってつけの立地というのもあったのだろうか。逮捕された韓国籍の4人の男らの取り調べで、『会社員男性が大金を持っていると目をつけた経緯(知人か否か)』が明らかにされれば全体像も見えやすくなるが、『金・貴金属の現金取引の持ち掛け』には複数人でがっちり現金を警護していくなど十分な注意が必要だ。

これがロトくじの1等に当たった一般人が大喜びして、さっそく大金を下ろした矢先の強盗のようなケースであれば、『最高の幸運と最悪の不運の同時直撃』という面白エピソードになりそうだが、それで犯人逮捕に至らず金が戻ってこなければ『胡蝶の夢』の儚さに打ちひしがれるだろう…冗談はさておき、逮捕された4人の韓国籍の男たちは『現金7億円』を所持していたと報じられていたから、これ以外の余罪もありそうである。

〇東芝の米ウエスチングハウス買収は驚愕の赤字決算を生んだが、日本のレガシーな大企業がM&A戦略の失敗で巨額損失を出す事例が続く。日本郵政も豪トールHD(物流大手)を買収したが、資源価格下落で豪州の貿易輸送が減少したため数千億円規模の損失を計上するという。富士フイルムもNZの子会社で220億円の損失か…

東芝にしても日本郵政にしても、本業の営業利益と市場規模が年々減少していく中、起死回生の一手として『海外の大手企業のM&A』に踏み切ったが、『買収企業の将来価値の算定』が甘いか有名企業の名前だけで高値づかみしてしまったのか。日本郵政はIPO時は期待されたが株価も下落、本業で増益できない厳しい構造がある。

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