「自然・環境」カテゴリーアーカイブ

「500円玉貯金」の魅力とATM経由の紙幣への交換の手間, 京都の公園のポイ捨て問題について

○500円貯金が流行しているのか、店舗や自販機などで500円硬貨の釣り銭が切れている事が増えた。1000円札で自販機を利用した時、900円弱のお釣りが100円玉のみで出た時はがっかりするものだが、大勢が500円を貯め込むと身近な流通量に影響するかも。

お金持ちがハマる!「500円貯金」の魅力とは?

500円貯金の楽しみは分かるが、はまると短期で大量に貯めたくなり、1000円札で数百円の買い物で強引に500円玉を作りたくなってしまう。980円の料金で1480円を出すまでいくと、とにかく釣り銭で500円硬貨を得る姿勢に。1000円の実質価値が500円以下となり、500円目的の千円札の消費が早くなる。

500円貯金を熱心にしている人だと、680円の会計に対して1000円を出すのは、500円硬貨の獲得機会の逸失に感じてしまう。全種類の硬貨を適当に貯めるよりは貯まるが、10万円分たまる500円硬貨のみの貯金箱でも、満タンにするには結構月日がかかる。500円を意図的にお釣で得てないと、貯まる速度も遅い。

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自然災害報道で“写真つきの実名”で報じられるのはどのような人か?:事件事故・災害で実名で詳細報道される問題はあるが…

災害・事件の被害者の写真・名前・情報を記事に掲載する事の是非は難しいが、若者や母子、美人、殉死などのように物語性・将来性のある人のほうが詳細な報道をされやすい待遇の違いはあるように思う。

おなかの命も奪われた 1歳かばうように妊婦の遺体

遺族の許可を取れば、映りの良い写真を報道記事に掲載する問題はないが、人によって『悲劇・被害を多くの人に知ってもらいたい』か『身内だけの問題としてそっとしておいて欲しいか』の考え方は相当に違う。リンちゃん殺人事件では、父親が『匿名報道はやめて、写真と名前を出してリンちゃんを覚えていてほしい』と語った。

基本的に、事件や自然災害の被害に遭われた方に、暴言や侮辱が寄せられることは殆どなく、同情や共感、励まし、義憤の声が集まる事になる。だが、他人のこういった共感的な反応・慰問が自分の心の支えになる人もいれば、逆に赤の他人ですぐに忘れるくせに(興味本位なだけ)と偽善を非難するような気持ちになる人もいる。

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ナイアガラの滝に二度目の飛び込みをしたカーク・ジョーンズさんが死去、 高齢化社会における『無届の有料老人ホーム』の需要増

〇カナダ国境のナイアガラの滝に救命具なしで飛び込むチャレンジで生還したアメリカ人のカーク・ジョーンズ氏。二度目のナイアガラの滝への飛び込みで死亡したニュース。欧米の冒険家・危険行為に挑むエンターテイナーのリスクテイクは常軌を逸している…白人は遺伝子的にもリスク対成果で興奮する脳内の報酬系が強い人が多いとはいうが。

カーク・ジョーンズ氏は2003年にナイアガラの滝への飛び込みに成功して命からがら岩にしがみついて生還したようだが、14年の歳月を経てなぜ再びナイアガラの滝に飛び込みたい衝動を抑えきれなかったのかは謎だ。一度目は空身で飛び込み、死亡した二度目はビニールのウォーターボールの中に入って飛び込んだという…。

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30年以内に太平洋側(首都圏・東南海・四国など)で大地震が起こる確率が高いとする地震予測、 『日本のこころ』の憲法改正案について

○日本の人口減の人口動態や社保増大の財政状況の推移を考えると、2060年以前に首都・主要都市の大地震や原発事故に見舞われると、財政難・労働力不足から復旧復興は非常に難しい課題になってしまう。

30年以内に大地震、太平洋側で確率高め 予測地図公表

30年以内に大地震が首都圏・東海地方・太平洋側で発生する確率が高いのは好ましくない予測だが、地震予測の精度は低く大半が当たらないのが救いである。30年を50年や100年のスパンにして、いずれ起こるとすればいつか予測が当たるだろうが、30年以内の確率論(絶対ではない)はアバウトで杞憂になると願いたい。

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今村雅弘復興相の『東北でよかったの失言』による更迭と当事者意識の希薄化

中央の意識による『東北への思い入れの薄さ・当事者性の欠如』が図らずして漏れた今村復興相だが、政治家は学者ではない、合理的計算よりもTPOに合わせた義理と人情で支持されないと失言になりやすい。

<今村復興相辞任>「ご迷惑かけた」辞表提出後の発言・全文

東京に大地震が起きた時に想定される『全体の被害規模・経済的損失・政治経済の中枢機能麻痺』は、確かに東北地方で大地震が起きた時よりも深刻であり日本は容易に復興できないシビアな状態に追い込まれるが、それは『敢えて比較しなくても分かっている合理的な事実』で政治家としては不要・不快な蛇足の言葉である。

『東北で良かった』は、経済被害・中枢機能で東日本大震災における個別の被災者の人命の価値や悲哀の深さを希薄化する思いやり・温かみのない失言となる。政治家は合理的であるべきだが冷淡な人柄・無感情・皮肉屋であるべきではなく、本当はそんな人間でなくても失言によってそう決めつけられるデメリットは相当に大きい。

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公衆トイレの屋根裏に寝泊りしていた男とホームレス問題、 昨日の大雨と熊本地震から一年が経過。

○公衆トイレの屋根裏は盲点だが『屋外で合法的に無料・長期に寝泊りできる場所』がまずない。就労意欲のないホームレスになれば、好むと好まざるとに関わらず公有地か私有地の不法占拠になるだろう。

「屋根裏に人が」公衆トイレで寝泊まり数年 侵入の疑い

結局、近代社会は初期まで住宅のない乞食を『浮浪罪』で犯罪者として処遇したように、『お金・住宅・家族・労働意欲』がなく『行政から保護される為の交換条件』も拒絶すれば合法的な生活拠点の確保が困難になる仕組みになっている。ホームレスになる自由、世俗・労働社会と絶縁する自由はあるようでないのが現実である。

マクロな視点で見れば、現代人(近代人)はよほどの資産でもない限りは、身体も行動も生活拠点も国家権力(法治主義)・市場経済に雁字搦めに管理されていて、原則お金を稼ぎ続けないと合法的に生きられない。不自由だけれどもその管理・義務の目から完全に抜け落ちれば『一箇所で寝る・食べる事自体が犯罪の針の筵』に…。

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